2015年櫻家初め

1月の半分も過ぎて、ようやく2015年初櫻家がかないました。

極上ロースとんかつ定食1,450円。この世の極楽

家族といっしょに行ったのでひとりでは注文しないメニューも食べられました。とは言えメインはやはり極上ロースとんかつ定食。右端の切り身はほぼ全部が脂身でしたが、もうね、お口の中でとろけますよ。陳腐な表現で本当に申し訳ないです。

フライドポテト300円

家人はヒレかつ定食を注文していました。塩で食べる方が肉の(ある意味)粗野な味わいをより明確に味わえるのだそうです。実は衣の味わいも塩の方が明確に味わえるのですが、塩との相性が良いのはヒレ肉ならではでしょう。

お皿の種類が違うことに注目!ヒレかつ定食1,200円

しかしサイボクゴールデンポークのロース肉と櫻家自家製ソースの組み合わせには、抗い難いパワーがあります。至福の数十分。ちなみに子どもたちがおかわりしたことで、筆者の櫻家史上初めてキャベツのお代りをしたのですが、別皿に盛られて出てきました。まとめて支払ったので価格はわからず。無料かなぁ。と言う事で櫻家さん、今年もよろしくお願いいたします。

さぁこの画像でイメージトレーニング!

滅多に見られない角度から

仙台・秀かつ、1000円台の王者登場か?

2015年最初のトンカツは、意外にも櫻屋さんではなく、本ブログ初登場のこのお店でした。

■お店
秀かつ 折立店
〒989-3121 仙台市青葉区郷六龍沢18-1
Tel : 022-226-2976
定休 不明

■前口上
その日、あまり時間に余裕の無い友人と、仙台市青葉区折立の近くで昼食をとることになりました。友人は(どこで食べるか)任せます、と言う。あまり迷う時間はありません。という時に秀かつを思い出しました。以前も食べてこのブログに掲載するべきか思案中のお店です。新年最初の重要なトンカツチャンスなのですが、さて、吉と出るか凶と出るか。

■概要
対象メニュー:宮城県産ハーブ豚ロースかつ定食(竹)1,000円
盛りつけ:トンカツ専用の網皿(バット)、キャベツも別鉢という徹底ぶり
キャベツ:機械切りで少々水っぽい
ソース類:特製トンカツソース(煎りゴマすり鉢は付いていません)。塩。キャベツ用にはサウザンアイランド系ドレッシング
カラシ:別容器に練りカラシ。付け放題(←これ重要)
その他:ご飯、味噌汁、漬物、スパゲティナポリタン(!)。

■感想
まず肉のもちっとした歯ごたえに感嘆。衣もじっくり揚げた感じのしない白っぽいものですが、肉のもっちり感を受け止める適度な粗さを始終キープできています。ソースは小鉢が付いていないのでトンカツに直接かけていくのですが、これらの重量級トンカツとも互角に渡り合う、甘味と酸味が拮抗するずっしり系のソースです。そして食べ進み始めると「この味、どこかで…」と思い至ります。実はこの味、石亭の味にたいへん似ています。またデフォルトでタマネギフライが付いてくるのも好感度大。ネギ類って、フライにするとどうしてあんなにおいしいのでしょうか。

■評価
中の上。残念ながら脂身の味わいが石亭に及びません(言わんや櫻家をや)。また小鉢に割りと多めに盛られてくるキャベツも水にさらす時間が長いのか、しゃきしゃきはしていますがキャベツ本来の甘味などを味わうまでには至っていません。ご飯のお代わりが200円というのも全体のコストパフォーマンスを考えるとやや割高感を覚えずにいられません。トンカツそのもののポテンシャルは高いのにこの3点がどうにも残念です。ただご主人を初めとした店員さんの対応は大変気持ちの良いものですし、ひとくちふたくち分とは言えスパゲティナポリタンが付いてくる昭和感も今では貴重です。何より(ご飯のお代わりをしないなら)1,000円で味わえるトンカツ定食としては物凄いクオリティです。金額帯での比較なら、櫻屋のロースカツランチを凌駕していると断じます。