先週秋葉原の「とんかつ丸五」で衝撃的にうまいロースカツを喰ってきたのはすでにお読みいただいたとおりです。あの芸術品とも言える特ロースかつ定食とがっぷり四つなのかということを検証すべく、仙台ナンバーワン(当社比)の店「とんかつ櫻家」に改めて行ってきました。
本日の日替わりランチの目玉は「きのこハンバーグとしそみそとんかつ」という超強力な一品で、私が相当迷ったことは読者の皆様の想像に難くないと存じますが、本日は検証の意味もあったので後ろ髪を引かれつつ、いつもの「極上ロースカツ定食」をオーダー。
相変わらずおいしい、のは言うまでもありません。本日気がついたこと。以前から櫻家のロースカツは衣がはがれやすいと感じていたのですが、その理由らしいものに思い当たりました。どうやらその原因はキャベツです。キャベツを千切りにしたあと、恐らく鮮度(というかシャキシャキ感)を維持するために水につけておくのでしょう。そのキャベツから段々と水気が染み出してくる様子。また筆者の好みで和風ドレッシングをかけて食べているため、ドレッシングも最終的に皿の底面にたまってくるわけです。結果的にそれらの水分にさらされて、衣がびしょびしょになってしまうのですね。
これは単純にカツの下に網などを敷くか、キャベツを別皿に盛るなどすれば解決する問題だと思います。ぜひ対策してほしいところ。しかし大抵満席に近い状態の店内で、忙しくカツを揚げる店主にそんな注進ができるわけでもありません。ちょっと悩みます。
それはともかく、今日は塩で食べる一切れをわざと一口では食べず、二口に分けて食べてみました。またカツと一緒に口に入れるご飯の量も意識的に少なくしてみました。う〜ん。塩で食べる櫻家のカツはしみじみとうまい。若い頃からの癖で、ついついご飯を大量に頬張ってしまうのですが、年を食ってきて、ようやくご飯とおかずの程よいバランスが解ってきたようです。人間年を取るとこういう良いこともあるんですね。