ただ衣だけが…

必要以上の衣の肌理の粗さが気になった仙台市北部の「とんかつ梨庵」。果たして初回のその評価は正しかったのか。検証のため再度行ってみました。

再びランチタイム。今回はレギュラーメニューではなくてランチメニューからロースカツランチをオーダー。同行した母は梨庵ランチ。この梨庵ランチがすごいです。何と「エビフライ2本、ヒレカツ1枚、巻きカツ2本」で1,450円。ご飯とキャベツはお変わり無料、ミネストローネも付くんですよ?明らかに老母にはオーバースペックです。当然おすそ分けがもらえるものと勝手に仮定し(笑)、出てくるのを待ちます。

いざ運ばれてくると、ロースカツランチは標準的な装いですが、梨庵ランチは見た目からボリュームがすごいです。この巻きカツというのは薄切り肉でチーズと海苔を巻いたカツで、1本おすそ分けをもらって食べたところ、個人的に海苔はいらないなぁという感じ。衣よりも海苔の風味が勝ってしまうんです。ちょっと残念。

キャベツ用のドレッシングはゴマダレと胡椒とニンニク風味の2種類。トンカツソースの他に、相変わらず岩塩と味噌カツ用味噌ダレも付いてきます。こうなるとテーブルの上があっという間に一杯になります。まるで 会席料理やコースメニューを頼んだかのように錯覚しそうになります。お店の作りも含めたその豪華さは良いのですが、ただやはり衣がザクザクしすぎて岩塩の素性やシンプルな塩味を楽しめませんでした。多分衣さえもう少し何とかなればお肉そのものの味も楽しめるし、ソースを付け分ける楽しみも増すのだと思います。やはり評価は覆らず。でも居心地良いお店です。とんかつ屋としてはもろ手を挙げてお薦めできないですが、1回の食事をリラックスして楽しむならと考えれば、良いお店だと思います。

和泉でごきげん。午後は撃沈。

仕事で長町近辺に行った際、そう言えば久しく食べてない!と思い出したのが「とんかつ和泉」。詳しくはこちらもお読みください。今回頼んだのは「ミニロースかつ定食」。通常のロースかつ定食のかつが130gなのに対し100gと小振りになっています。ただもちろんそれで終わりではありませんよ(笑)。メニューを子細に検討していて気がついたのですが、なんと定食を頼んだ場合に限り、「えび1本 150円」「ヒレかつ1枚 250円」で追加できるのです。おお!これは新しい!ということでそのミニロースかつ定食にヒレかつを1枚追加してみました。


改めて味わってみると、肌理(きめ)の細かい衣が密度の濃いお肉とばっちり合ってます。ソースのからみ具合も非常に丁度良い感じ。こうやってみると衣の完食にお肉の印象が随分影響を受けることを実感できます。その上ロースとヒレがひとつのお皿に乗っかっているのですから、余計に肉質の違いなども際立ちます。とくに「もち豚」ロースの脂身の美味いこと。

で、そういう状態になって初めてキャベツとドレッシングのハーモニーや自家製と思われる漬物とご飯のタッグも胃袋でググッと納得という感じになります。

無料のおかわりご飯もいただいて、午後は撃沈って感じでした(笑)。ごちそうさま。