麻婆豆腐まで出てきた!

櫻屋のトンカツを食べるという行為は、自分にとって「単なる食事」以上の意味を持っています。すなわち、ハードな仕事がやっと終わった!とか、何かの記念に、とか。そしてその日は年が明けて最初の外トンカツということで、こうなると櫻屋以外の選択肢はあり得ないわけです。今年最初のトンカツは櫻屋で、というわけです。

例によって極上ロースカツ定食。昼時のピークを過ぎてから入店したので、美味しんぼのエピソードを3つ読み切る前に目の前に届きました。なんとこの日の副菜は「麻婆豆腐」。少なくとも櫻屋で麻婆豆腐を食べるのは私は初めてなのですが、これははっきり言って反則に近い荒技と言えましょう。だって麻婆豆腐だけで立派に一回の食事ができるのですから(まぁ小鉢にちょっと付いてくるだけですけどね)。

などと考えつつこれまた例によって最初の一切れは塩で。しっぽの方なので(ロースカツのどっちがしっぽなのかという議論はさて置き)かなり脂の含有率が高かったのですが、さすがサイボク種畜牧場の肉。シンプルな食塩だけでも脂身の甘さが五臓六腑に染み渡ります。

少々手の空いたご主人と二言三言会話を交わしつつ、完食。トンカツそのものはもちろん、キャベツ、漬物、麻婆豆腐、そしてご飯。本当に「定食」として美しい形になっている。こうなるともうすでに食事なんてレベルではなく、小宇宙ですね。ユニバースですよ、ユニバース。

で、いつも食べ終わってレジに向かうと気がつくのですが、毎週水曜日はヒレカツの割引日なのでした。次こそ!

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